ベトーベンさんのミュジーックを部屋でかけていた。
ら、友人風の他人に馴れ馴れしくこんなことを言われた。
「クラシックきいてると眠ぃよ、というか眠っちゃたぴょん」
とても良く私の神経を逆に撫でて下さったので、素直にCDを止めた。
そして私は、
「つーかねぇ、
君は聞いてるから眠いんだよ!私は聴いてるから眠くならないし、むしろテンション高くなってるっつーの。君の場合はねぇ、音楽は部屋の所有物であり、ただ単に部屋に音楽が流れているだけなんだよ。言うならば、君は音楽に対して受け身なんだよ。全然、音を楽もうとしていないんだよ。ただの物理現象なんだよ。芸術として昇華されてないんだよ、残念なことに。だからこそ、この歴史あるクラシック音楽は君にとって眠いものであり、君の好むシーデーは音程のまともに取れないボーカルに平均律で素敵な和音を叩くキーボードに明らかに生音じゃないドラム、そんなのばっかりなんだよ。むしろ、それは聴けないんだよ、耳が痛くて。それは聞くことしか出来ない、即ち、君はまだ音楽を聞くことしか出来ないんだよ!とても残念だが…。だがそれでもこの場は君に譲るよ。なんせこの部屋はみんなの場だし、そして君にとっては、音楽⊆部屋なのだから。
うんぬん。」
と、思った。
口が裂けても言えません。小物だから。
まあ、生じゃない人工音、しかも調和だけしか無いような音なんて、クズだと思う。不自然を自然に使えないような「ごっこ」には、興味無いね。
まぁ、「みんながんばれ」